take0329のブログ

好きこそものの上手なれ

第3回プレマネ研修

テーマは顧客創造。なんと6時間!
事前学習としてPEST分析。

【PEST分析とは】
マクロ環境を効率的に分析するために活用される分析手法。
P=Politics(政治面)、E=Economy(経済面)、S=Society(社会・ライフスタイル面)、T=Technology(技術面)という4つの分野にマクロ環境を分割して、自社が受ける影響を分析していく手法

※一般会計予算、日本の人口推移、シティグループによるGDP予測の解説

・政治的要因
財政の左(歳出)と右(歳入)の話。
歳出は社会保障地方交付税交付金等、国債費の3項目で全体の7割超。

社会保障費の話>
⇒つまりは税金に手をつけている。

53兆:払う側
30兆:引き落とす側
年金の運用をしている特別行政法人が、
積み立てたお金が130兆円ある。
ここから8兆円を切り崩して補填している。
⇒これまでは国債で運用。

税と社会保障の一体改革。
2015年3月で団塊世代が一斉に退職。
⇒天引きが減る、もらう額が逆に増える

年金受給年齢を70歳
∟受け取る額を減らす
∟???

(医療費については?)
1~3割は現場負担。

地方交付税
2040年に1800ある市町村は900になる。
⇒だから地方創生。有効かどうかは別問題。

夕張市の市長(30歳)。
最先進破綻県なので、これからの市町村の役に立てる。

赤字国債30兆円。
デフォルトを起こす、起こさない議論はある。
⇒インフレになり貨幣価値が下がれば問題ない
⇒大体、新浪さんから始まる
⇒海外に工場があるメーカーは動きづらい


産業界に影響を与える。TPP、賃上げ、など。
これを中長期的に見据えながら語れるリーダーになれるか。
国債の話は聞き逃した!残念!

・経済的系要因
2017年末という中で講師が話をするそう。
GDP=稼ぐ力、購買する力予測の表を参考に)

<海外をみると>
米、中、印がダントツ。(日本は2011年時点で8位)

ある一定の方程式で伸びている。
政治が安定している×若い人口が多くいる。
⇒世界が投資するから。海外が向上を立てる、など。
⇒この後はアフリカ、南アフリカがきそう

ちなみに、ブラジルは人口2億人。平均年齢30歳。
だからGDPが伸びる。
⇒工業力が所得を拡大し、消費力に化ける。(ASEANはこの事例)
インドネシアの人口は2億5000万人。平均年齢28歳。
⇒日本は約48歳。
⇒企業は労働力を追う。だから日本も海外へ出ていく。
⇒小売、流通は海外に出やすい。
⇒企業はマーケットを追い求めるが、雇用をおいていく。
⇒「アジア」というスケールで考えないとおいてかれる。

<国内をみると>
円安ドル高など為替の話。
日銀が物価を上げようとしている。インフレを起こしたい。
⇒物価も金利も上げると住宅ローンに跳ね返ってくる(3000万人借りている)


・社会的要因

今年生まれた赤ちゃんは一生、国内人口が増えることを知らない可能性が高い。
2014年に生まれた赤ちゃんは速報値100万人ぐらい。
去年一年間でなくなった方は130万人。つまりは人口-30万人。
2015年は100万人をきる最初の年になると言われている。

フランスはうまく克服した。では、どのようにやったか?
嫡外子を認めた。子供ができても結婚しなくてもいい。政府が認める。

人口は神の大きな手によって左右される。と言う文化人類学の学者がいる。
⇒作物作成能力が上がると子供が増えるという見立てもある。

・絶対値が減る
・プロポーション(構成比率)が変わる

個人金融資産1600兆円。の60%を65歳以上が持っていると言われている。
そのうち約6割が現金(流動資金)。⇒政府はこれを子供のために使ってほしい。
※残り4割はすぐには換金できないもの
⇒ヒト孫1500万円までは無課税など
⇒高齢者向けのドメスティックカンパニーはこれから伸びる
⇒子供は人口が減るが、出る財布が6つぐらいあるので単価は上がっていく?!

生産労働人口は減っていく。(15歳~64歳)

人口ボーナス期の国:内需が勃興する国(1960年代の日本:生産力もあり消費力もある)
年功序列生涯賃金、退職金がパッケージ型のファミリーを量産した
⇒生産効率の高い、小品目大量生産という大規模なモノの販売体制を築いた
⇒5000万人を超えると1産業あたり複数企業生き残ると言われている。売れるものは一緒だから

右側(人口衰退の表)を見てみる
⇒分断してみる

これらを考えて経営陣に提案していくのが「顧客創造」。

・技術的要因

技術はテーマ毎に考えるのがいい。

医療(ゴロゴロいる)、交通(震災時、東北新幹線は27本走っていたが怪我人ゼロ)
建築・土木(地震国で高層ビルを建てられるのはすごい)、情報処理(クラウドなど)、
通信・コミュニケーション(スマホ)、宇宙(大林組宇宙エレベーター)、エネルギー、
自動化(ロボット/3D)、生産管理、物流、新素材
※自動車は鉄で作らなくなる⇒東レ、レーヨンの受容が伸びている(=合成素材)
⇒この先の企業は復興する
日本、ドイツ、イスラエル(軍事)が技術はすごい。

これにてPEST分析は完了。
自社にとってフォローになるものと、アゲインストになるものを挙げていく。
⇒日頃の勉強はPESTの4分野を意識してするのが◎

休憩をはさんでSWOT分析へ。
⇒まずは「強み」と「弱み」。次に「機会」と「脅威」をグループディスカッション。

SWOT分析とは】
SWOT分析は3C分析とならぶ企業や事業の現状分析のための分析手法のフレームワーク
SWOTは、Strength:強み、Weakness:弱み、Opportunity:機会、Thread:脅威の頭文字をとっています。自社を取り巻く環境による影響と、それに対する自社の現状を分析しながら、自社のビジネス機会を発見する。
単純に思いつきでSWOTの各項目を並べるだけでは、分析に偏りが生じてしまい広い視野で客観的におこなうことができません。SWOT分析では、いくつかのフレームワークを用いいながら、モレなくダブりなく分析を進めます。
SWOT分析では、PEST分析、5F分析、PLC、ポジショニング、バリューチェーンなどのフレームワークがよく用いられる。

・ビジネスパートナーになるために
リーダーは顧客の経営課題まで考えていますか。
PEST分析は常に考え、色々なテーマ出しができるかどうか。
強みと弱み⇒HPはもちろん、社内報、ラインへの取材、小売りではお店にいく(ルポライド)などでデータを集める。
⇒ここまでやらないと本当はsimpleスポットは完成しない
⇒クライアントの上位層であればあるほど大人の会話になる
⇒気の利いた“問い”を出すことはできるか?
⇒“問い”のレベルを解は超えない
⇒これがリーダーがやる潜在的ニーズの発掘。そのための理論武装、仮説化。

・仮説はどう立てていくのか
組み合わせていく。
まずは、S&Oの積極戦略を考える。簡単に一つずつ組み合わせる。
次は、W&Oだけにして弱み克服戦略を考える。ここは内向きな話。事業とは違う。

  O:     T:
S:積極戦略     差別化戦略
W:弱み克服戦略   撤退戦略

2つやったタイミングで、「市場と競合の分析」シートへ。
それぞれ2015年1月時点と2017年12月末時点に分けて考える。

次にS&Tを見て差別化戦略を考える。
実際の商談ではこの3つの戦略をすべてぶつけてみる。

・戦略を考える
A:どんなマーケット(組織内テーマ)に向かいますか
B:そのために不足していることは何ですか
C:どのような状態がゴールですか
D:そのゴールに向けてどのような事業計画を立案しますか
E:その事業戦略に対しどのようなHR戦略計画を立案しますか
※HR=採用、育成、評価、報酬、配置、昇進、退職

リフレクションとしては、
U理論とコーチングと今回のものが何か繋がったような気がする。Uの左側は見えにくいが重要。ただ、それがあっても右側は武器になる理論やフレームや実践がないと鍛えられない。今回の研修は右側。一見、ノウハウなどになりがちだけど、これはこれで超重要。ロジカルシンキングクリティカルシンキングをするためには、それをフレーミンングできるだけどの知識や情報がないとそもそもできない。今回は、何を勉強するばいいのかが少しヒントをもらった。インプットも増やしたいぜ。