take0329のブログ

好きこそものの上手なれ

強み編:話を聞く、は簡単じゃない。

転職活動中につき色々と悩み中。

ここ1〜2週間、というか、

年末から年始にかけて色んな出来事が。


久々にめちゃくちゃ人に相談した。

普段は結構、一人で考えようとするけど、あまりに弱って人に頼りたくなったのかもしれない。


たまには、いいよね。


20代はがむしゃらに、30代は自分の経験を活かす、40代は培ってきた人脈で好きなことをする。


そんな言葉が妙に説得力があった。


あと少しで31歳。自分の強みを少しずつ整理しようと思う。


まずは「人の話を聞ける」。


これは、アメリカから日本に来たとき、どもりがあったことが大きいかな。今でもちょっとどもるけど。


小学校のいつの頃か、ものすごくどもりを意識するようになり、話すのが怖くなった。


元々、みんな表現しまくるアメリカという環境にいたから、話すことは大好き。主張することが正しいと教えられたし、人を笑わすのが好きだった気がする。


それが、表現を封印せざるを得なかった。恥ずかしさが勝ったのかな。


それでも仲間の輪からはずれないためには、ひたすら相手が何を言いたいのか聞く習慣がついた。


そうすると、話しを聞いてくれるから友達から必要とされる。


次第に、男女問わず、よく相談されるようになった。そんなことが増えてくると、ふとあることに気がついた。


「人はすでに自分の中に答えを持っている。こっちは聞くだけで、相手は勝手に整理して満足する」。


中学か高校のときかな。それがすごく嫌になった。自分の存在価値が分からなくなった。話を聞くのは自分じゃなくてもいいのでは、と思った。聞く総量が溜まり過ぎたのか分からないけど、聞いて蓄積するキャパを超えたわけだ。


そういえば、スピーチコンサルタントを取材したとき、印象的な言葉があった。「あらゆる排泄行為はストレス解消になる」。


ウンチもオシッコも、汗をかくことも、溜息を吐くことも、歌って発声することも排泄行為。そして話して声を出すことでストレス解消になる。確かに!と。スポーツやカラオケですっきりする理由が分かった。


何が言いたいかというと、自分は排泄が足りていなかった。ということ。もちろん、当時はそんなことにまったく気づかなかったけど(笑)。


そこから堰を切ったように、溜まっていたマグマが噴き出すように話しまくった。どもりを気にしない友達限定だけど。そんなにしゃべって喉乾かないの?みたいに言われた記憶もある。超、極端な変化。


それでも、聞き上手とは言われた。リアクション大きいからかな。リアクションが嘘くさいと言われることも多いけど。そんなことないのに、、、。


それでも、人の話しを聞くのは嫌いではなかった。


社会人になると、求人原稿の制作部署で取材をするように。聞くのが得意だし、好きだから天職だと思った。聞いてネタを拾い、文章に落とすのは楽しかった。


相手と言いたいことを、求人原稿を読む受け手の目線を考えながら言葉にできることが、お金をもらえるポイントだと思った。


その数年後、セミナーでいわゆる成功者と言われる経営者にアポを取って少ない講演料でアサインする仕事をした時に壁にぶつかった。


それは、質問力。

取材慣れしている人ばかりで、自分の考えを整理して話せる。経験値は自分の何倍もある。


会社の看板でアポは取れるも、自分自身を信頼して仕事を引き受けてくれているわけではない、と感じて悔しい日々が続く。あれはきつかったなぁ。


これもある時、気がついた。相手が考えてみなかったことを考えるキッカケを与えるのが信頼を得るための一歩だ。ようは、「会って時間を使う価値がある」と思ってもらうことができれば自分自身を見て話してくれる。その人から人を紹介されたらかなりの信頼度。


今まで以上に事前の情報収集をして、30〜60分という限られたアポで今までにない、もしくは、切り口を変える質問を意識した。


アポがある前日は禁酒&シュミレーション。本番は脳みそがヘトヘトになってぼーっとするぐらい集中した。


それを半年ぐらい続けた。普段、友達と飲むときも、質問力を鍛えることを考えた結果、「人の話を聞ける」ことのレベルが上がった。


それはそれで弊害はあったけど。それはまた今度。今はtell(説得)、ask(質問)、listen(傾聴)の3要素をちゃんと考えながら話を聞ける。


あー、書いた書いた。