小学生。ガムとウンチ。
恥ずかしい話を赤裸々に。
0歳から7歳までアメリカに住んでいたのだけど、
夏になると毎年行く、大きなプールがあった。
ここでの楽しみは、手動水洗トイレ遊び。
友達とプールでオシッコをしては手でかき混ぜる。
今から考える何が楽しいのか理解に苦しむ。
自らの尿が入っているプールで嬉々として泳ぐ。
狂っているとしか言いようがない…。
家では友達と「ガムを何個飲めるか」の競争ばかり。
ある時、母親に「ウンチが出なくなるよ」と言われ、
恐怖のあまり、それ以降はガムを飲んではいない。
ウンチ、で言うとこんなこともあった。
小学校3年生ぐらいのある朝、
「どこまでウンチを我慢できるか」のギネス記録に挑戦しようと決意。
そんな時に限って朝から便意が…。ピンチっ!
それでも冷や汗をかきながら何とか学校へ。
苦しみながらも5時間目を無事にクリア。
よし、あとは帰るだけだ。
ダッシュをすると出そうだから、
家まで細心の注意を図って、慌てずも急いで帰路へ。
当時、マンションだったから家までもたないと思い、
管理人室の横にあるトイレを目指して、慎重に歩みを進める。
「やった!間に合った!」
マンションの扉を前に、多少前かがみになり、
お尻をおさえながらトイレへ…
ガチャガチャ。ガチャガチャ。
だ、誰か入っている。予想だにしない展開に驚きを隠せない自分。
ゴール目前がゆえに、緊張の糸が切れたのかその場で…。
誰にも言っていない秘密。パンツは便器に流して泣いていた。
それ以来、(あるかも分からない)ギネス記録に挑戦することはやめた。当たり前だ。
振り返ると漏らしてばかりの人生だった。
でも、決して愚痴は漏らさない。ちゃんちゃん。