take0329のブログ

好きこそものの上手なれ

ワークショップへの興味。

ワークショップデザイナーの資格を取ろうと思ったのは何でだろう。


というか、ワークショップという言葉を聞いたのはつい最近。


そのキッカケになったのは、2011年10月に仲間3人で「86(ハチロク)世代応援プロジェクト」というセミナーを社内で立ち上げたこと。


ちなみに86世代とは、1986年生まれ±3年の世代。ゆとり世代と揶揄されている。76世代はネットバブルの申し子たちを指していたから、自分たちで勝手に造語をつくった。


費用対効果が悪い中長期的な企画で前例がないため、企画出しから実現まで半年かかった。超大変。


元々は、飲み屋で「労働人口が減る一方の日本で、くすぶっている若者に元気を出す機会を出さないと国が潰れる」という青臭い話から出発。


最初は講師を呼んで2時間半、ずっーと講義(座学)。今から考えるつまらないけど、それでも、始まりと終わりの参加者の顔つきが変わる体験をした達成感はすさまじかった。


こういう取り組みを仕事にしたいと思った。会場も、講師選定も、講演料交渉も、集客も、すべてゼロから。法務との調整は本当に面倒臭かったけど。


ずっとネットで編集やマーケティングをしていたから、数字しか追わず、顔が見えない相手に何かをするのに不満や自分の介在価値を感じていなかったのかもしれない。


参加者は立ち上げメンバーの友達から地道に繋げてなんとか30人ぐらい集めたかな。開催2週間前から毎日、人が集まらない悪夢を見てた気がする。


その年の12月。立ち上げメンバーの1人である山川さんに中原淳さんと上田信行さんの1泊2日のワークショップに誘われて参加。これが、いわゆるワークショップとの最初の出会い。


もう、感動した。


脱・予定調和をコンセプトに掲げたものだったけど、そもそも予定調和のワークショップを経験したことがない自分としては、こんな世界があるのかと。


刺激的な仲間との「体験」 はストレスフルだけど楽しく、アドレナリンが出まくって遊び倒した。価値観が合う人って世の中にこんなにいるんだと。


その時に出会った仲間とはもう2年ぐらい、仲間内でワークショップを試したり、飲みに行ったりしている。これは、本当にすごいことだと思う。


おっと、脱線。


それで、「86世代応援プロジェクト」でもワークショップをしようと盛り上がり、まずは引き出しを増やすために週に1回、3人で堀公俊さんの本を教科書に勉強会。


毎月1回、新しいワークショップを最低1つは組み込もうと決めて、トライ&エラーを繰り返した。単発で組み込むのに精一杯で、アイスブレイクから山場へ繋げるプログラムデザインの思考なんて皆無(笑)。


本業とは別にセミナーをやっていたから、毎回、死ぬほど大変だったけど生きがいと言ってもいいくらい、情熱を捧げられた。だって、本番が終わった時の達成感がすべての疲れを吹き飛ばすから。


ただ、半年ぐらい続けた時期かな。はっきりとは覚えてないけど、「講師の力にセミナーのクオリティが左右される」と感じ始めていた。


自分がファシリテーターとプログラムを設計できたら、講師の力量に左右されないセミナーができるかも。そんなことを生意気ながら思った。


これが、ワークショップに興味を持ったキッカケ。まだ2年前なんだなぁ。初心は大事だな!今日はここまで。ワークショップデザイナーの資格への興味についても書くっ!