ないものねだり。
人は結局、ないものねだりを繰り返す生き物だ。と、最近思った。
自分が行動した過去の選択や、恋愛経験を含めてそう感じる。色んな転職者を取材した中でも感じるし、色んな友達と話していてもそう思う。
例えば、自分で時間を自由に使えるけど、お金がない人はお金が欲しいと思う。お金があるけど自由がない人は、自由な時間が欲しいと思う。
つまり、どんな状況でもそれを羨ましがる人はいるってこと。例え自分では最悪な状況だと感じたとしても、ほとんどの確率で誰かにとっては最高な状況となり得る。
業が深い、と言えばそれまでだけど。
100%満足することなんてないんじゃないかな。悟りの境地とかをぬかしては。体験したことがないから分からないけども。
「あるものに感謝をしよう」と言うけど、超難しい。言葉は理解できても、よっぽどの経験をしないと腑に落ちないのかなぁと。
昔、髪の毛の量が多く、伸びるのが早いから「髪の毛なんてなければいい」と思ったある日、髪が抜け落ちて永久に生えない夢を見た。起きた瞬間、髪の毛があることに感謝した。しょうもないけど、それぐらいのインパクトがないと隣の芝は青い症候群に陥ってしまうはずだ。うん、間違いない。
ないものねだりは、がんばるモチベーションにもなるから大事なんだけど。一生ないものねだりをするのは、なーんかかっこ悪い。
じゃあ、どうすればいいんだ〜。と思うけど、まだ分からない。
とりあえず、そうなるタイミングで、自分の中で「これは、ないものねだり症候群ではないか?」と自問自答することはやっている。
他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。という言葉は座右の銘的にしているんだけど、ちょっとだけないものねだり症候群を防止するために役立っている気がする。
あとは、自分を好きになる(肯定する)ことかな。行き過ぎると自己満足や価値観の押し付け要素が強くなるけど、自分は自分を好きだと受け入れることは大切なのだと思う。
じゃないと、他人は受け入れられないのでは、とも思う。
ま、ようは、
どーんと構えて、がーんと悩み、ふーんと受け流し、わーいと喜ぶ。ということかな。ほんとか??