take0329のブログ

好きこそものの上手なれ

3人の学生面談。

この前、就職活動中の大学生3人(全員21歳)と90分の面談をやった。面接ではなく面談。うちの会社を面接中だった。ちなみに、3人の関係性は会社説明会などで会った顔見知り程度。


当然、「面接には何も影響しないから、ざっくばらんに話そう」と言っても、3人は面接を意識する。内定したいからね。そりゃそうだ。


軽く自己紹介をした後、「今日聞きたいことと、持って帰りたいものを書いてみて」と言ってポストイットを配り3分間で書いてもらう。


やりたいことの見つけ方、面接のコツ、第一印象を良くするためには、生きがいは何ですか、人材業界について、夢を言うのでどう感じたか教えてください...etc


うーむ。と悩む。


学んだワークショップのひとつでもやって、1人1つでも気づきがあればいいなぁ、と考えていたから、出てきたがっつり面接対策風味な言葉たちに少々驚く。


やっぱり正解が知りたいんだよな。と思いながらマニュアル化&イベント化している就職活動の不自然を感じながらも、せっかく90分も時間を割いてくれているだから自分の言葉で全部に答えながら、学生&自分に気づきがある時間にしようと決めた。


まずは前提を確認するべく、3人の状況を聞くと「内定が2つあり迷っている」「就職活動を始めたばかりだが、書類が通らなくてへこんでいる」「明日が本命の最終面接」と三者三様。困ったぞ、と。


ここでF2LOモデルを思いだす。ちゃんと実践しないとね。っと、さりげなくアピールしてみた(笑)。


ここはL同士をくっつけるチャンス!書類が通らない子に、他の2人からアドバイスをするとしたら?と問う。カクカクシカジカ。うんうん。


そこから話を広げたり、ズラしたりしながらいい感じに。アドバイスを言う2人が違ったことを言っていたので、「正解はないよね」という雰囲気が自然と生まれる。


納得解、っと。(アピール?!)


その後は、ポストイットを見ながら「ちなみに、みんなはどう思う?」と逆に質問。Fは先生ではなく、あくまでファシリテーターとしてフラットな関係だよと間接的に感じさせたかったからね。どう感じたかは分からないけど、一方通行のコミュニケーションじゃないよと伝わったと信じる。


残り30分。前半20分でリフレクション。3分間黙って考え、17分でシェア。最後の10分は先輩面して、「今日、感じたこと」「自分が感じた3人の良いところと、改善できそうなところ」「人材業界でやりたいこと」を熱く語って終了。

最後まで面接の雰囲気が残っていたのはファシリテーションの未熟さとプログラムデザインの甘さだな。次に活かす!