take0329のブログ

好きこそものの上手なれ

社会イノベーター公志園、初体験。

今月、ずっと気になっていた「社会イノベーター公志園」に参加した。参加を決めたのは、以前LEADER'S CAMPでセミナー講師をしてもらった人から、「総合司会するからよければ来てみて、面白いよ」とお誘いいただいたから。


「社会イノベーター公志園」の存在を知ったのは一年前ぐらいかな。当時はLEADER'S CAMPを社内で立ち上げた時期だったから「リーダーシップ」に興味関心がどどっと向いてた。


その時、「リーダーシップの旅」という本を勧められて読んだ。その著者が野田智義さん。ISLの代表。早速、どんな会社かとHPを見ると理事にリクルート出身、和田中で初の民間校長をした藤原和博さんの名前が。大学の時に授業見学にも行ったし、講演も聞いて気になっていた人だ。俄然興味が湧いてじっくり調べたら、「社会イノベーター公志園」を主催&運営している非営利組織だった。


これは面白い、いつか転職も考えようとその時は思った。


さて、本題。「社会イノベーター公志園」はどうだったか。そもそも、これは何かというところから。


ミッションは時代が求める社会全体のリーダーの発掘、育成、支援。とのこと。


参加した印象からすると、、、全国からイノベーションを起こそうと実際に行動をしている(ある一定の実績がある)人が事業プレゼンをするというもの。特に出資を募るとか、提携先を見つけるという目的ではなく事業計画をブラッシュアップするのと、立ち上げた組織や取り組みのブランディングがメインになっている気がする。


予選を勝ち抜いてて、6ヶ月間、刺激になる伴走者(主に経営者や新規事業企画者、マーケター)と共に事業プランを磨けるプログラムは面白いし、やりたいと思った。


だけど、数百人呼んで、そして安くない参加費(当日券は4000円)を取り、丸一日拘束するにも関わらずプレゼンする人に気持ちいい部分が多すぎるような感覚も持った。来場者の雰囲気はかなりよく、いい目をした人が多かっただけに、もっとプレゼンターと参加者の垣根をなくした場ができそう。


ようは内輪感があったのかな。休憩時間中にプレゼンを終えた人同士で「終わったー!」と叫びながらみんなで記念撮影をしている様子は、なんだか違和感を感じた。すごく大変で達成感もあったのだろうけど、これで終わりじゃないし、参加者を巻き込む仕掛けがあればみんなで達成感を味わえるのに、と。難しいと思うけど、できないことはない。


あと思ったことを2つほど。


1つは、「みんな一人で何かしようとし過ぎ」かなと。僕らは、私たちは、という言葉がすごく多かった。その背景には「儲け主義の民間とは志が違う」というような想いを(勝手に)感じてしまった。目的を考えたら、取り組みの規模を大きくするために同じような組織体を巻き込みんでもよさそうだなと。民間だって十分に色んなことを考えている会社もある。手段と目的が逆転するケースはもちろん多いけど。取り組みの持続性という観点からも同じ領域に取り組んでいる民間は活用価値がある。


2つめは、1つめの延長線上だけど、「気持ちよくお金儲けをしている」ようなビジネスがあってもいいのかなと。社会貢献は決して社会的弱者救済だけじゃない。雇用を生む、事業を生む、貨幣を流通させる、だって立派な社会貢献。もっと言うと何でも安く、無料にする方向性ではなく、高くても価値のあるサービス、商材があってもいい。順番が違うだけだ。極端に言うとホームレスからお金をとって、結果的に社会復帰させる、みたいな。それもイノベーションじゃないかなぁとね、思った一日だった。


色々と思ったけど、参加してよかった。やはり何でも行動しないと何も生まれない。よし、次だ次だー!