take0329のブログ

好きこそものの上手なれ

第2回プレマネ研修

第1回は出ていないからよく分からないけど、「視座」の話があったらしい。ようは、担当業務という範囲を超えて、もっと大きく物事の動きや流れを見てみようというものっぽい。
 
それを踏まえて…
 
「第3回は年をまたぐので年末年始は、原油価格に注目してください」と始まった。そして、政府の予算編成にも注目を、と。衆院選などの影響により現在、政府の予算編成が遅れていて宙ぶらりん状態。首相は年始スピーチなどもあるので2015年度の政府予算が決まるのが例年より遅れる。そうすると、公共事業の着手ができないので、建設業者が余剰人員を抱える。そうするとリストラが起こる可能性があり、採用計画が…みたいに大きく流れを見てくださいというメッセージングだった。
 
その後は、「セルフマネジメント」の話。年次や役職が上がるにつれ、プロセスではなく結論しか評価されなくなる。つまり、「言われなかったからできなかった」が通用しない世界。最たるものが社長。アウトプットが弱かったら「その程度の器なんだ」と思われて終了。「放っておかれる中でどうセルフマネジメントするか」というポイントは、今回の研修で出している宿題などを嫌らしくなくさせるいい持っていき方だなぁと。
 
次に問いが2つ。目をつぶって手を挙げてもらう。「伸びる組織の条件です」といたずらそうに講師が笑って休憩へ。
・自分の部下の中に嫌いな人がいる人
・嫉妬する才能や能力を感じる部下がいる人
 
休憩後は、「経営資源としての”人材”を考える」というテーマで、「企業はなぜ人材育成をするのでしょうか?」という問い。あとは、「人材育成の心得を確認する」というテーマで、「人材育成において基本とする心得は何でしょうか?」という問い。出された答えは…
・あなたのものではない(感情で接してはダメ。さっきの問いにリンク)
・送り出し時は、受け入れ時よりも磨かれた状態にする
・部下があなたを超えていくように磨くことが育成観点での経営貢献である(組織が成長する正のスパイラル。さっきの問いにリンク)
 
次のテーマは「権限・責任・責務の連鎖」。三面等価とその連鎖と言っていた。個人ワークとして「メンバー/与えているミッション/拡大(委譲)できる権限」を考える。
 
コーチングとティーチングを例に出し解説が進む。その前に、「みなさんは短期的業績を追うことに対してどう思いますか?」という導入。これで一気に参加者を惹きつけた印象。みなが思っているけど、口には出せないことは注目を浴びやすいのかなと。
 
理論として紹介されたのは、Situational Leadership Theory(SL理論)。部下のシチュエーションに合わせてコーチングとティーチングを使い分ける、とのこと。ストレングスファインダーの方が細かくていいなぁと思ったかな。
 
と、ここまでで既に約5時間。90分に1回10分休憩。疲れた…。あと1時間あるけどもう無理や~。人間、集中できる時間はかなり限られるぜ、と。
 
研修のオブザーバーとして感じたことは、よく設計されているぞと。一方で、「みんなメンバー育成において欠点をなくそうとしているなぁ。もっと強みにフォーカスしてもいいのに」ということと、「研修はその場では、なるほどと感じるが明日になったら忘れてそうだな」とも感じたかな。だって、言われたことをちゃんと実行していたら、もっとすごいチームが増えているはず。講師が話している内容は本当にいいと思うし、こういうことを会社のお金で&給与も発生するなんて超恵まれていると思う。社員だって研修して当たり前だと思っている節があるし。過保護やっ!!やはり、深く学びをインプットするにはワークショップは重要になってくると思う。ここが自分の介在価値な気もする。