コーチング4(抵抗について)、セルフリフレクション
冒頭は「知るレベル」と「生きるレベル」の話。「知るレベル」にいくまでの順番としては、無意識・信じる・考える・行動する・感じる。ただ、「行動する・感じる」までは現実にアクセスしていない。なので、観察する必要がある。知らないことを知る。自然につかむ。
物事の本質をつかむためには“哲学”を学ぶ。
・しんどくなく自然にできることがある(抵抗していない)
これまでの監督は国内トッププレイヤーを招集するも、国内トップどまりで世界には全く通用しなかった。原因は、実績のある名プレイヤーの言うことを選手が鵜のみにしていたため?!
中竹さんは“フォロワーシップ”を最初から主張。引っ張るのではなく、支援することを公言。ただ、誰も中竹さんを知らない元無名プレイヤー。最初は選手からわざと下に見られるように。そうすると、メンバーは言い訳、自己弁護とレベルが低いことを言い始める。次に「こんな監督に任せられない。俺たちでやる」と。自分たちで観察・研究をして、自分たちの頭で考え始める。そして、そのプロセスにおいて中竹さんが言っている正当性に気づく。ただ、自分たちの頭で考えるようになったので、“うのみにする”ことがなくなった。結果、日本選手権連覇。これまでの早稲田を超える強さを見につけた。
・中竹さんは「平等に扱わない」と明言。今、必要な能力がある人を起用する
今回のテーマは「抵抗」。
・生理的抵抗:トイレ、眠い、など
・情緒的抵抗:面倒くさい、など
・身体的抵抗:病気、怪我、など
・思考的抵抗:メモなし
・行動的抵抗:メモなし
・社会的抵抗:他人を巻き込む(ガタガタしてくれる人と人間関係をつくる、など)
何かというと、人はうまくいきそうになると“抵抗の準備”をする。それをあえて見にいくエクササイズを実施。エピソードとして起業家塾の話。70%は軌道にのるとなぜか失速する。そのうち30%は辞める。結果を出そうとすると折れる。
・オカルティックな話。スケジュールがダブルブッキングすることや、コミュニケーションラインが断絶する、交通機関が遅れる、天候すらも“抵抗の準備”として受け取る。それらを超えるとブレイクスルーできる
・では、どんな手を打つのか?違和感の感覚をつかむ(=気が付けるタイミングを早める)
VIPおばちゃんの話の続き。会話をテープレコーダーで録音して聞かせた。笑い飛ばす。
・責任とは?
責任の下にくる○○を出してください、というエクササイズ。責任をとる、はたす、おう、おしつける、課す…などたくさん出る。パラダイムで見ると「誰のせい?」が隠れている。
では、英語で「責任」とは。Responsibility、accountability、due to、depends onなど多くの言いかたがある。「ability」が共通。つまり、アメリカでは、「責任」とは能力がある人ができることをとる、というニュアンス。日本語の「責任」という言葉が認識が違うのでこの世からなくした方がいい、とのこと。
宿題:“抵抗の準備”を日常において意識して見てみる(次への布石?!)
岸さんはセンスを磨け、という。結局、自分を変えられるのは自分。そのために、メタ認知する力を鍛えるということなのかなと。ワークショップにも通じる話。すごい人たちが言っていることは、大体同じこと。これは面白い。本質や原理原則は一つなのかな、と。メタ認知できる目を養うぞ!