take0329のブログ

好きこそものの上手なれ

コーチング8、IMの練習

いつもの通り、まずは前回の復習から入る。「IM4つのパターン」「バイタリティのサイクル(イタズラのサイクル)」。


例えとして、広島のお母さんの話。コーチングセミナーを受けてからお母さんが怒らなくなった。

また別の例え話として講師自身の話。飛行機の予約なども自分でするのは、ルートなどを考えるのが楽しいから。土地のパラダイムまでを考える。そうすると、土地に愛着も湧いてくるからセミナーのアイスブレイクもしやすい。そうすると、「ただ講座のために行く」わけではない。つまり、仕事ではなくライフスタイルになっている。(=バイタリティのサイクル)。

さて本題。今回はIMを使える練習。

まずは「あなたの周りの人でこれを直したいということ」を1つ。ここで、広島のお母さんの例え話と繋がってきた。やるな。

例えば、新人の遅刻を直したいという場合。ここでは「2.具体的事実・行動」を見てみる。そして、具体的な影響(3.)、失うものを20個列挙してみる。あなたがそう感じるのは、あなたの経験。本人にとっては違う。そうすると影響を受けない。

“観点”をつくれるかが重要。指導とは、誰でも言えることを本人に響くように言えるかどうか。「遅刻をするな!」ではダメでIM4つのサイクルを使って未来を見せる。“リアリティ”と“実感”を感じることが大事。合意できる意図を探す。上手くいったら承認のIMをしっかりして本人の意識を変える。
考えるときの作り方としては、2→3→1→4。話すときは順調通りに。

例えば、子どもが靴を脱ぎっぱなし。「玄関が汚れる!」と言っても子どもにとっては関係ない。それはお母さんの論理。セミナー参加後に変えた言い方は、「お父さんの靴が汚れる。いつもがんばってくれているのに悲しいな」。相手の価値観で見ることが大切。ここでミニエクササイズ。5分間で冒頭の「あなたの周りの人でこれを直したいということ」に戻り文章を考える。その後、ペアワーク。メッセージの中身を伝えず、どんな人で、どんな関係性かをまず言う。そして、Bさんはその人になりきってAさんにフィードバックする。ポイントは「遅刻」など相手の引っ掛かる言葉を使わない。自分が言いたい言葉vs相手が聞きたい言葉。

「俺は言った」はリーダーとして不適切。伝えるまでが仕事。と、ここで一旦休憩。

後半は「褒め方」について。コロンビア大学ミュラーの話。褒められた子どもは伸び悩む。

褒めるvs認める
You/I
評価/現実
バーチャル/リアル
相対的/個別
→肯定のIM

例えば、「褒める」の悪い例。
◯◯ちゃん、洗い物するなんて良い子ね。
裏を返すと、
洗い物をしないと悪い子。
これだと洗い物をするに価値があり、その子は人間として扱っていない。

隠れたメッセージとしては「あらたに価値はない、洗い物に価値がある」ということ。そうすると、自分の価値は人が決める、と思ってしまう。

ある心理学者によると小学校低学年の子を持つ親が「指示、命令、評価」は平均約80回。

別の例では、褒められる子に対していじわるをする構造。それは、相手の価値を下げないと、自分の価値が下がるから。

・肯定のIMの例
お母さんここの所忙しくて読みたいけど読めない本があった。手伝ってくれたおかげで時間ができてすごい嬉しかったわ。
相手は、「自分がしたことが現実を変えた」「目の前の人が喜んでくれている」。達成感、自己肯定力、貢献の感触を得られる。「やってよかった」と甲斐を感じる。

参考)ボスリーディング
参考)1回しか行かないのに常連
参考)タバコを辞めさせたい父の話