take0329のブログ

好きこそものの上手なれ

コーチング9、パートナーシップの構築

いつものごとく、前回の振り返りからスタート。今回のテーマは「パートナーシップ構築の4つのステップ」。※IMの4ステップと混同しないように※

1.自分を言う(IM)
2.相手を聴く(IM的聴き方)
3.依頼と約束
4.コミュニケーションラインの確保

通常、3まではやるが4までやらない。しかし、4は結果に繋がる構造。「安心に安全に言うラインが確保されている」状態。ちなみに、1と2は繰り返されるかもしれない。

プロポーズを例にとり、「結婚してください」。これはIMの2だけだが、1~4が隠れている。4は「言いたいことがある時はすぐに僕に話して」と。これがないと怒りのベルマークが溜まっていく。

例えば、「関係をおかしくしないために言わない」→「溜まる」→「頭ではおさえるけど意識には残る」→「ダブルポイントキャンペーン」→「何かイライラしているか分からないけどイライラする」→「相手の言い分が聞けない」のサイクルでいつか爆発する。

・関係性がある中だと解決する
・関係性がないと被害者/加害者になる

例)条文の最後は「4」になっている。
例)部下がお客さまに対してやっていますか?

外資系保険会社の幹部挨拶。一般的には「よろしく!」で終わらしてしまうが、その後周りの人たちは、その人を探る時間がある。

その幹部は「23個ほどあります」と言い、すべてにIMが入っていた。例)電話の受け答えは、お客様に与える第一印象となるのでとても大事だと思っています。など。その人の大切にしていることや価値観が周囲の人は分かるので、挨拶が終わった瞬間にすぐ仕事に入れる。言うまでもなく、このチームはただ事ではない成果を出した。

このやり方は、すでに関係性ができていても再構築するために役に立つ。以前に話したエステ会社の社長室にあるFAXもこれ(コミュニケーションラインの確保)。

「リアル・チェンジリーダー」と言われる変革を成し遂げたリーダーは、どのポジションの人に多いか? 通常はトップが変革というイメージがあるが、ある調査によるとトップが10%、ボトムは20~30%、ファーストラインにいるリーダーが70%。つまり、中間管理職と言われるが、情報の交差点にいられる最高のポジションである。

例)トヨタの奥田さんは許可のセンスを持っている

ここから後半戦。

例)包丁の話

人間なので感情は出てします。感情は反応でしかない。「従う」か「置いておく」かが大切。

次にエンロールの話。リーダーシップにはもう一つの重要なことがある。日本語では訳が微妙なので辞書は引かないで、とのこと。オウムが信者を獲得するためにエンロールする、など。本来は、その人がその人の責任と選択を起こすもの。

例)イチローに憧れて野球選手になる。イチローは勧誘していない。
例)藤岡弘。私生活でも仮面ライダー

ここでペアワーク。エンロールするためのトレーニングを実施。具体的には、ペアの心が動いた瞬間を言う。その後は4人でワーク。話者以外の3名はエンロールメーターを手で表現。1人目は120秒、2人目以降は90秒。1人終わるごとに、アドバイスを付け加えていく。さらに、1度終わるごとにリフレクション実施。

描写より体験を意識してプレゼンスを上げる。

例)タイタニックを観てしまった話

その瞬間の体験を、体験に触れながら話している。描写は空いての心が動いた時でいい。ちなみに、いい経営者は目の前にあるものとして体験を話している。

・閉じない内向性が大事、という話
没入すると白けてしまう。相手と離れていない距離感で相手の反応を見る。合わせる必要はない。また、盛り上げなくてもいい、というのがポイント。

例)make a wishというNPO団体の話
例)永谷園のお茶漬けの話。人間である部分に人間味を感じる
例)小中学校の先生をフルネームで言えますか?(日本は平均1~2名、世界は90%)

参考までに、体験から入る一番いい方法は話の真ん中から入る。例えば、奥さんたちの井戸端会議にて「私、見ちゃったのよ」というイメージ。

エンロールは、している側にも効果がある。体験がリフレッシュされる。自分がしんどくない。すればするほど体質になる。
宿題:エンロールしまくる、されまくる(=体質をつくるためにすること)。そのうち、感覚の違いが分かってくる。また、エンロールをIMの中で使うと、最後の気持ちも自然と湧いてくる。