take0329のブログ

好きこそものの上手なれ

カレーのルーツ。

生まれはインド。語源の由来は一説にはインド南部地域のタミール語で汁を意味する“カリ=Kari”に由来すると言われている。


しかし、カレーの語源については、他にもヒンディー語で「香り高いもの」という意味の“ターカリー=Turcarri”など様々な説があり、はっきりとしたことは不明。


また、インドではターメリック、クミン、カルダモンなどのスパイスを調味料として用いた汁のある料理を一般的にカリーと呼ぶらしい。


◼︎本場インドのカレーとは

どの家庭でも料理に合わせてスパイスを混ぜ合わせて味付けをする。この混合スパイスのことを「マサラ」といい、組み合わせは変幻自在、無数ともいえるほど。


こうした混合スパイス「マサラ」を植民地のインドから本国へ持ち帰ってイギリス人好みにブレンドしたものが、日本でもお馴染みのカレーパウダー。(イギリスのC&B社が開発して商品化。これより爆発的に普及する。超いい仕事!)。


◼︎スパイスとアーユルヴェーダ

インドには、「アーユルヴェーダ」という5千年も前から伝わる伝承医学がある。最近は日本でも健康管理のための1つの考え方として一部の人に注目されつつある医学。


アーユルヴェーダ」とは「アーユル=生命」「ヴェーダ=知恵・科学」つまり生きるための知恵、生命の科学と言える。病気を治療するだけでなく、人間が生まれてから死ぬまでを、いかに肉体的、精神的に健康に過ごせるかを教える医学らしい。


・3つのエネルギー

アーユルヴェーダ」は、人間の体を小宇宙とみなし、そこには3つの機能(ドーシャ)→カバ(物質を結合し安定させる働き:唾液など)、ピッタ(物質を変化させ燃焼させる働き:胃液など)、ヴァーダ(運動エネルギーの働き:口から肛門まで運ぶなど)があると考えるとのこと。


そして、この3つのドーシャがバランスよく働いている時は健康で、バランスが崩れた状態が不健康または病気というわけ。「アーユルヴェーダ」の医学ではこのバランスを取り戻すためにスパイスなどの自然の薬草を使って治療するが、まずバランスが崩れないように、崩れかけたバランスを早いうちに取り戻す、それがインドのスパイスを多用した食生活と言えるらしい。つまり、インドの料理がスパイシーなのはおいしさや楽しむためだけではないということ。


医食同源などの中国の漢方医学とも共通する部分が感じられますし、さすが世界4大文明発祥の地!ますますカレーが好きになったとさ。ちゃんちゃん。