にゃーさん。
シルバーウィーク。にゃーさんがいなくて寂しいので大好きなにゃーさんのことを書いてみよう。
仏教的人生学科/第1回(0416)
ずっと学びたかった東洋思想を学ぶときがきた。
仏教にはいろいろな宗派があるし、
難しい漢字が多いからどこから始めようかと思っていたけど、
直感的に面白そう!と思い全4回のセミナーを申し込んだ。
安くないセミナーなので学びを深めるべくアウトプットするぞっと。
まず最初に「仏教を学ぶ」ではなく「仏教で学ぶ」というメッセージ。
ここでは学ぶ態度が大事、ということをしっかりインストールしていた。
つまり、「何を学ぶにしても自分のあり方が大事だ」と。
なぜここにいるのか、を今一度思い出しながら、やるぞ~と。
道元(1200-1253)の言葉
「仏教をならふということは、自己をならふなり。」
ここで言う自己とは「人(にん)」「宿業の身」「落在」など色々な読み方があるよう。現前、現世などの区別はありそうだけど一旦言葉だけ。
また、自己がかなり奥深いと思ったのは、一照さんがアメリカで説明している時の英語「sense of self」というワード。これは。「私(主体)が経験する(客体)」という分け方をよくするが、そうではない、と。私と経験を含んだものが人生で、「経験の中(awareness)の中に私が生まれている」という方がしっくりくると。また、ここで大事なのは「吟味する」ということ。英語ではinvesitgationやinquiryと言っていた。探究みたいな意味。そして、吟味するためには「疑問」が大事。疑問があるから吟味するというなる。なるほど。
また、宗教の「宗」とはfundamentalという意味合い。つまり、土台となる、基礎となるみたいなニュアンス。それを「教わる」と。そして、教わるためにはツールが必要で、それが瞑想や座禅とのこと。
仏教の章典
大きく分けて3つある。「問答商量のコレクション(師匠と弟子の問題などがイメージ)」「語録集(無門関、碧巌録、従容録)」「伝灯録」。
今回のテキストを選んだ背景にもあるらしいが、「忙中閑」は臨済宗の雲厳と道悟の問答商量にある問い。ちなみに、仏教では、絶学無為の閑道人を目指すらしい。これは学ぶことがなく、偽りやつくりごとをしない閑道人。よく分からず…。
そして、問答商量から読み解くことは、拈提(ねんてい)するというらしい。これは、自分がその問答の立場だったらどうか、ということをひたすら考えて、その問答からのメッセージを読み解くというもの。コンテクストを読むとも近しい概念かな。記憶が曖昧だけど、例えば、テキストでは、2名の登場人物(雲厳と道悟)がいる。1人が箒で道を掃いている人に向かって「忙しいですね」と問いかける。その人は「忙しさと忙しくなさがある」と答える。それに対し問いかけて人は「どういうことだ?それは、月が2つあるようなことか?」と。相手は「いや、違う。これがそういうことだ」と言って箒を見せる。というシーン。一照さんが読み解くに、「忙しくない中に忙しさがある」みたいなメッセージだと。
ここでのキーワードはsimultaneous inclusion。つまり、矛盾を矛盾のまま解決する行為があるとのこと。これは2次元ではなく3次元で考える。補足で言っていたのは、人は境界をつくっているけど、実は境界なんてものはなく、同時性があると。それが大事だと。これは、冒頭の「私と経験を切り離さい」ということにもつながった。そして、これはmeとweの話にも繋がりそう。これは残り3回で探究を深めていこう。
あとは、個人的に印象的だったのは「善知識」。組織開発に興味があるのも、チームの可能性を感じているから。ウィキペディアによると意味としては、「善き友」「真の友人」、仏教の正しい道理を教え、利益を与えて導いてくれる人を指していう。「善友」とも漢訳される。問答もそうだよな、と。
後半は対話と身体を動かして後に座禅体験(イスに座った座禅!)。
面白い話としては、meの話。例え話であったのは、あるところでママ母と母が子どもの取り合いをした。ある人に相談したところ、お互いに子どもをひっぱり合って勝ち取るのはどうかと。お互いに子どもの左右の手を引っ張ってみたが、母は子どもが痛がって泣いたのを見てパッと手を放した。これは、自分(me)の感情を最初に置かないことがポイント。meを手放すと、問題を解決しようとするのではなく、問題が別の次元でなくなっていく。ということが起こるとのこと。よくある、求めると逃げるし、手放すと入ってくるという世界観かなぁと。まだあまり実感としてないかも。。。
一照さんはmeというのは幻想で、それにうんざりしたとのこと。地球と繋がっている私、というのが今の景色らしい。大きいなぁ。
おまけとしては野口体操!新井さんと似ている空気もあったのでやっぱり~と。野口体操では、主さを主動力にするとのこと。例えば、立ってたり、座ったりすることも、床に働きかけて“落ちる”という感覚らしい。身体感覚を磨いていきたい!
これにて第1回目は終わり!
コーチング10、最終回
まずはこれまでの振り返り。その上で「これまで教えてきたコーチング手法はたくさんの武器の中のひとつ。何が効くかは分からない」と。あくまでパラダイムを超えるための手法のひとつだと。なるほど。
コーチング9、パートナーシップの構築
いつものごとく、前回の振り返りからスタート。今回のテーマは「パートナーシップ構築の4つのステップ」。※IMの4ステップと混同しないように※
1.自分を言う(IM)
2.相手を聴く(IM的聴き方)
3.依頼と約束
4.コミュニケーションラインの確保
通常、3まではやるが4までやらない。しかし、4は結果に繋がる構造。「安心に安全に言うラインが確保されている」状態。ちなみに、1と2は繰り返されるかもしれない。
プロポーズを例にとり、「結婚してください」。これはIMの2だけだが、1~4が隠れている。4は「言いたいことがある時はすぐに僕に話して」と。これがないと怒りのベルマークが溜まっていく。
例えば、「関係をおかしくしないために言わない」→「溜まる」→「頭ではおさえるけど意識には残る」→「ダブルポイントキャンペーン」→「何かイライラしているか分からないけどイライラする」→「相手の言い分が聞けない」のサイクルでいつか爆発する。
・関係性がある中だと解決する
・関係性がないと被害者/加害者になる
例)条文の最後は「4」になっている。
例)部下がお客さまに対してやっていますか?
外資系保険会社の幹部挨拶。一般的には「よろしく!」で終わらしてしまうが、その後周りの人たちは、その人を探る時間がある。
その幹部は「23個ほどあります」と言い、すべてにIMが入っていた。例)電話の受け答えは、お客様に与える第一印象となるのでとても大事だと思っています。など。その人の大切にしていることや価値観が周囲の人は分かるので、挨拶が終わった瞬間にすぐ仕事に入れる。言うまでもなく、このチームはただ事ではない成果を出した。
このやり方は、すでに関係性ができていても再構築するために役に立つ。以前に話したエステ会社の社長室にあるFAXもこれ(コミュニケーションラインの確保)。
「リアル・チェンジリーダー」と言われる変革を成し遂げたリーダーは、どのポジションの人に多いか? 通常はトップが変革というイメージがあるが、ある調査によるとトップが10%、ボトムは20~30%、ファーストラインにいるリーダーが70%。つまり、中間管理職と言われるが、情報の交差点にいられる最高のポジションである。
例)トヨタの奥田さんは許可のセンスを持っている
ここから後半戦。
例)包丁の話
人間なので感情は出てします。感情は反応でしかない。「従う」か「置いておく」かが大切。
次にエンロールの話。リーダーシップにはもう一つの重要なことがある。日本語では訳が微妙なので辞書は引かないで、とのこと。オウムが信者を獲得するためにエンロールする、など。本来は、その人がその人の責任と選択を起こすもの。
例)イチローに憧れて野球選手になる。イチローは勧誘していない。
例)藤岡弘。私生活でも仮面ライダー。
ここでペアワーク。エンロールするためのトレーニングを実施。具体的には、ペアの心が動いた瞬間を言う。その後は4人でワーク。話者以外の3名はエンロールメーターを手で表現。1人目は120秒、2人目以降は90秒。1人終わるごとに、アドバイスを付け加えていく。さらに、1度終わるごとにリフレクション実施。
描写より体験を意識してプレゼンスを上げる。
例)タイタニックを観てしまった話
その瞬間の体験を、体験に触れながら話している。描写は空いての心が動いた時でいい。ちなみに、いい経営者は目の前にあるものとして体験を話している。
・閉じない内向性が大事、という話
没入すると白けてしまう。相手と離れていない距離感で相手の反応を見る。合わせる必要はない。また、盛り上げなくてもいい、というのがポイント。
例)make a wishというNPO団体の話
例)永谷園のお茶漬けの話。人間である部分に人間味を感じる
例)小中学校の先生をフルネームで言えますか?(日本は平均1~2名、世界は90%)
参考までに、体験から入る一番いい方法は話の真ん中から入る。例えば、奥さんたちの井戸端会議にて「私、見ちゃったのよ」というイメージ。
エンロールは、している側にも効果がある。体験がリフレッシュされる。自分がしんどくない。すればするほど体質になる。
宿題:エンロールしまくる、されまくる(=体質をつくるためにすること)。そのうち、感覚の違いが分かってくる。また、エンロールをIMの中で使うと、最後の気持ちも自然と湧いてくる。
コーチング8、IMの練習
いつもの通り、まずは前回の復習から入る。「IM4つのパターン」「バイタリティのサイクル(イタズラのサイクル)」。
コーチング7、IM。
冒頭、「コミットメント」と「ノルマ」はよく混同しがちだが違うという話からスタート。
例のあれ。茶色の理由。
ふと思った。人間だけではなく、動物と共通する「うんちは茶色い」ということ。で、調べてみた。
結論から言うと、中にウロビリン(ウロビリノーゲンの酸化によって生ずる褐色の物質)という色素が含まれているため、らしい。
血液の中には、赤血球という小さな粒のようなものがたくさん入っていて、この赤血球の寿命(じゅみょう)は、120日くらいしかない。そのため、毎日、古くなったものはこわされ、新しいものが作られているとのこと。死んだ赤血球は、そのままの状態で体の中にためておかれるわけではなく、体の外に捨てられてしまいますが、じつは、これをうんちの中にまぜて捨てているという話だった。なるほど。
ちなみに、構成比としては、70~80%が水分、10~20%が食べかすや腸の細胞、10%が腸内細菌。さらにちなみに、「1回に出るうんちの量」は200~300g。バナナ2~3本の量が理想。「食べたものがうんちになるまでの時間」は約30~120時間(長すぎるとうんちが臭くなる)。という豆知識までインプット。
体はすごいなぁと改めて。よくエコシステムとか言われるけど、すべて体の仕組みと照らし合わせたらうまく説明できるのでは?と思った。毎日当たり前にしていることに興味を持つことは重要だな。学校でもこういう授業をすればいいと思う。自分の体のことだから、みんな目を輝かせてするに違いない!